ふるさと納税といえば任意の自治体に寄付をすることで住民税や所得税が控除され、さらにその自治体から返礼品がもらえるという仕組みです。
ですが実はふるさと納税をすることで大手ネット通販サイトであるAmazonで使える電子ギフト券であるAmazonギフト券を手に入れることができることをご存知ですか。
ではどうすればふるさと納税をしてAmazonギフト券を手に入れることができるのでしょうか。
今回はふるさと納税でAmazonギフト券を手に入れる方法やメリット・注意点を紹介していきます。
この記事でわかること
ふるさと納税でAmazonギフト券をもらう方法
ふるさと納税といえば各地の名産品などの返礼品が貰えることが有名ですが、Amazonギフト券が手に入ることは知らなかったという人も少なくないのではないでしょうか。
実は普通にふるさと納税をするだけではAmazonギフト券をもらうことができません。
そこでまずは、ふるさと納税をしてAmazonギフト券をもらう方法を解説していきます。
Amazonギフト券をもらうためにはふるさと納税サイトを使おう
ふるさと納税のやり方は大きく分けると
- 各市区町村のホームページなどから直接申し込みをする
- 全国の市区町村の情報がまとめられているふるさと納税サイトから申し込みをする
の2つの方法があります。
ふるさと納税をしてAmazonギフト券をもらいたい場合、この2つのうちふるさと納税サイトを利用しなければいけません。
ふるさと納税サイトの中にはそのサイトから申し込みをした人を対象に、寄付額に応じてAmazonギフト券の還元を行っているサイトがあります。
そのようなサイトを利用することで、ふるさと納税をしてAmazonギフト券を手に入れることができるのです。
このAmazonギフト券は返礼品とは別にもらえるため、よりお得にふるさと納税をすることができるでしょう。
返礼品でAmazonギフト券をもらうことはできない
ふるさと納税でAmazonギフト券がもらえると聞くと、中には「どこかの市の返礼品でAmazonギフト券がもらえるのではないか」と期待してしまう人もいるかもしれません。
ですが残念ながら全国のどの地方自治体でもAmazonギフト券を返礼品としてもらうことはできません。
これは2019年6月に総務省が返礼品に関する規制を強化して還元率3割以下の地場産品以外の返礼品では税の優遇が受けられなくなったためです。
過去には佐賀県みやき町や静岡県小山町などでAmazonギフト券が返礼品としてもらえたり、大阪府泉佐野市のように返礼品に加えてAmazonギフト券の還元をもらえる地方自治体もありました。
ですが現在は返礼品などとして地方自治体から直接Amazonギフト券をもらうことはできないので覚えておきましょう。
ふるさと納税でAmazonギフト券をもらうメリット
ふるさと納税をしている人には返礼品や税金の優遇が目的という人が多いでしょう。
ですが実はAmazonギフト券がもらえるサイトを利用することでいくつかのメリットがあります。
ここからはそんな、ふるさと納税でAmazonギフト券をもらうメリットを紹介します。
返礼品+Amazonギフト券がもらえるのでお得
ふるさと納税をしてAmazonギフト券を受け取る一番のメリットと言っても過言ではないのが、「返礼品に加えてAmazonギフト券も貰えること」です。
先ほども紹介したように現在はAmazonギフト券を返礼品にすることができないため、Amazonギフト券のプレゼントキャンペーンを開催しているふるさと納税サイトを利用しなければいけません。
これらのサイトでは通常の返礼品とは別にAmazonギフト券のプレゼントをしています。
例えば10,000円相当のお肉がもらえる自治体に寄付をした場合、ふるさと納税サイトを利用するだけでさらにAmazonギフト券も貰えます。
そのため本来なら返礼品しかもらえないところが、ふるさと納税サイトを利用するだけで、Amazonギフト券分お得にふるさと納税をすることができるのです。
Amazonのサイトで非常にたくさんの商品を購入できる
Amazonギフト券は皆さんご存知であろう大手ネット通販サイトであるAmazonで使うことができます。
Amazonには数億品以上の商品が集まっており、Amazonギフト券を使えばその多くを購入することが可能です。
そのため普段からAmazonで買い物をしているという人は、ふるさと納税で寄付をするだけAmazonでの買い物がお得にできるようになるのです。
1つ注意してもらいたいのが、Amazonのサイトで販売されている商品すべてでAmazonギフト券が使えるわけではない点です。
マーケットプレイスの商品の中にはAmazonギフト券での支払いに対応していないものもあるので、その点だけは覚えておいてください。
Amazonギフト券はどこで使える?使える場所や使い方を解説
Amazonギフト券のプレゼントキャンペーンがあるふるさと納税サイト3選
ふるさと納税をしてAmazonギフト券がもらえるサイトはいくつかありますが、すべてのサイトでAmazonギフト券がもらえるわけではないため、どのサイトをりようすればいいかがわからないという人も少なくありません。
そこでここからは、Amazonギフト券のプレゼントキャンペーンが開催されているふるさと納税サイトを紹介します。
なおこれから紹介する情報は2022年7月時点のものとなります。
ふるさとプレミアム
ふるさとプレミアムでは2022年7月現在、「Amazonギフト券最大13%プレゼントキャンペーン」というキャンペーンが開催されています。
このキャンペーンでは寄付した額面に応じて最大13%分のAmazonギフト券がもらえます。
詳細な還元率は次の通りです。
寄付金額10,000円未満 | 寄付額の5% |
寄付金額10,000円以上 | 寄付額の7% |
クラウドファンディングの寄付 | 寄付額の13% |
ふるなび
ふるなびでは寄付をする際に金額に応じてふるなびコインというものがもらえます。
このふるなびコインはAmazonギフト券や楽天ポイント、dポイントなどと交換することができ、使えば使うほどたくさんのAmazonギフト券を手に入れることができます。
支払い方法やどのジャンルに寄付をしたかによって還元率が変動し、最高13%分のふるなびコインを受け取ることが可能です。
ふるさと本舗
ふるさと本舗では現在、「ふるさと納税 最大8%Amazonギフト券還元キャンペーン」というキャンペーンが開催されています。
このキャンペーンでは寄付をした金額に応じて次のような還元率でAmazonギフト券がもらえます。
10,000円~29,999円 | 6% |
30,000円~99,999円 | 7% |
100,000円~ | 8% |
Amazonギフト券を間違って購入・登録したらキャンセルはできるの?
ふるさと納税でAmazonギフト券をもらうときの注意点
ここまでに紹介してきたようにふるさと納税サイトを利用すれば返礼品に加えてAmazonギフト券も貰える可能性があり、よりお得にふるさと納税をすることができます。
ですがメリットばかりではなく、いくつか気を付けなければいけない点もあります。
ここからはふるさと納税でAmazonギフト券をもらうときの注意点を紹介していきます。
すべてのふるさと納税サイトでAmazonギフト券の還元をしているわけではない
全国各地のふるさと納税がまとめられているふるさと納税サイトは非常にたくさんありますが、実はすべてのふるさと納税サイトでAmazonギフト券のプレゼントを行っているわけではありません。
そのため既にふるさと納税サイトを利用しているという人も、そのサイトでAmazonギフト券がもらえるとは限らないのです。
また中には期間限定のキャンペーンでAmazonギフト券のプレゼントを行っているサイトもあるため、利用するタイミングによってはAmazonギフト券がもらえない可能性もあります。
ふるさと納税をしてAmazonギフト券も貰いたいという場合は、必ず利用するサイトでAmazonギフト券のプレゼントが行われているか、期限は大丈夫かなどを確認するようにしましょう。
Amazonギフト券が届くまでに時間がかかることも
Amazonギフト券はコードがあればアカウントに登録することができます。
そのためふるさと納税をしたらすぐにAmazonギフト券がもらえるイメージがある人もいるのではないでしょうか。
ですがふるさと納税をしたらすぐにAmazonギフト券がもらえるわけではありません。
ふるさと納税サイトごとのAmazonギフト券がもらえる時期は次の通りです。
ふるさとプレミアム | 寄付月の翌々月の25日前後 |
ふるなび | 7月の寄付は9月下旬に付与 |
ふるさと本舗 | 7月の寄付は2022年8月末頃に取得方法の連絡が入る |
Amazonギフト券をもらう前にふるさと納税サイトから退会してしまうとAmazonギフト券がもらえなくなってしまう可能性もあります。
そのため退会の可能性がある人は特に、受け取りの時期も確認しておきましょう。
返礼品だったころに比べると還元率が低い
先ほども少し触れたように、過去にはAmazonギフト券を返礼品にしている地方自治体もありました。
例えば静岡県小山町では50,000円の寄付を行えば20,000円のAmazonギフト券をもらうことができ、実に寄付額の40%ものAmazonギフト券がもらえました。
ですが現在はふるさと納税サイトから通常の返礼品にプラスしてAmazonギフト券がプレゼントされるということで、還元率は高くても10%台となっています。
過去にAmazonギフト券を返礼品でもらったことがあるという人からすると還元率が低く物足りないと感じてしまう可能性もあります。
あくまでも返礼品がメインでAmazonギフト券はサイトからのプレゼントであることを忘れないようにしましょう。
税金の控除を受けるために手続きが必要
これはAmazonギフト券をもらった場合に限った話ではありませんが、ふるさと納税をして税金の優遇を受けるためには自分で書類を送るなどの手続きをする必要があります。
そのためどうしても手間がかかってしまいます。
特にふるさと納税自体をするのが初めてという人は困ってしまうことがあるので注意しましょう。
amazonギフト券はクレジットカードで買える!メリットや注意点は?
Amazonギフト券目的でふるさと納税をするのは効率が悪い?
ここまでに紹介してきたようにふるさと納税サイトを利用して自治体に寄付をすれば、どの自治体に寄付をしてもAmazonギフト券がもらえる可能性があります。
ですがこれはあくまでふるさと納税をしたことによる副産物です。
そのためAmazonギフト券をもらうためにふるさと納税をすることはおすすめできません。
ふるさと納税サイトではAmazonギフト券はサイト側からのプレゼントになるため、寄付金額の数%程度しかもらえません。
そのためAmazonギフト券が目的の場合はAmazonのサイトやコンビニで直接Amazonギフト券を購入した方が効率よくAmazonギフト券を手に入れることができます。
返礼品や税金の優遇に魅力を感じていて、少しでもお得にふるさと納税をしたいという人向けのサービスなので覚えておきましょう。
Amazonギフト券の使い方は簡単!Amazonギフト券番号の入力方法とは
Amazonギフト券でふるさと納税の支払いをすることもできるって本当?
ここまではふるさと納税をしてAmazonギフト券をもらう方法について解説してきました。
ですが実はAmazonギフト券はふるさと納税をしてもらえるだけではなく、Amazonギフト券を使ってふるさと納税の支払いをすることもできます。
最近はクレジットカード以外の方法で支払いができるふるさと納税サイトも増えていますが、その中でもAmazon Payでの支払いに対応しているサイトであれば事前にAmazonのアカウントにAmazonギフト券を登録しておけば、それを使ってふるさと納税の支払いをすることができるのです。
大手ふるさと納税サイトである「ふるなび」や「ふるさとチョイス」でもAmazonギフト券での支払いができるので、使わないAmazonギフト券をお持ちの方はふるさと納税に使うのも1つの手ですよ。
Amazonギフト券の残高確認をする方法を徹底解説!
まとめ:ふるさと納税サイトを利用すれば返礼品に加えてAmazonギフト券も貰うことができる!
今回はふるさと納税でAmazonギフト券をもらう方法について解説してきました。
Amazonギフト券は昔とは違いふるさと納税の返礼品ではもらえないもののふるさと納税サイトからのプレゼントという形なら受け取ることができます。
すべてのふるさと納税サイトでもらえるわけではありませんが、多くの人に利用してもらうために期間限定のキャンペーンを開催してAmazonギフト券をプレゼントするサイトも多いです。
そのためいつどのサイトでキャンペーンが始まっても不思議ではありません。
受け取りまでに時間がかかるなどのデメリットはあるものの、寄付金額が本来の金額より高くなるといったこともないため、よりお得にふるさと納税をしたいという方は、ぜひAmazonギフト券がもらえるサイトを利用してみてください。