クレジットカードを使うと手数料がかかる?クレジットカードを使ったときの利用者の負担について

クレジットカードを使うと手数料がかかる?

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キャッシュレス決済が広まるにつれて、日常の買い物でクレジットカードを使うという人は増えています。

ですが実はクレジットカードで支払いをする場合、手数料がかかってしまい割高になってしまう可能性があります。
中にはそのことを意識せずにクレジットカードを使ってしまい、損をしている人もいます。

ではクレジットカードではどんなときにどの程度の手数料がかかるのでしょうか。

今回はクレジットカードの手数料について解説していきます。

クレジットカードで手数料がかかる7つのケース

クレジットカードで手数料がかかる7つのケース
最初にも紹介したように、クレジットカードで支払いをする場合、支払い方法によっては手数料を支払わなければいけません。
そのため手数料分だけ出費が増えてしまいます。

ではどんなときに手数料を支払わなければいけないのでしょうか。

3回払い以上の分割払いで支払いをした場合

クレジットカードでは一括で支払いをする以外にも分割で支払いをすることができます。
ですが分割払いで支払いをした場合、分割の回数が3回以上だと手数料がかかります。

なお分割払いを利用した場合、支払回数が多くなるほど金利が高くなります。
そのため回数を増やすことで1回あたりの負担を減らすことができますが、最終的に支払う金額は増えてしまうので注意してください。

なお1回払いもしくは2回払いで支払いをした場合は手数料がかからないことがほとんどです。

リボ払いで支払いをした場合

クレジットカードで支払いをする場合、一括払い・分割払いの他にリボ払いが利用できます。

このリボ払いは支払回数を選択する分割払いとは違い、毎月のカードの支払金額を一定にすることができる支払方法です。
毎月の負担を一定にできるので返済計画を立てやすく、1か月あたりの負担を軽減することができます。

そんなリボ払いでも手数料を支払う必要があります。
そのため最終的に支払う金額は増えてしまいます。
1月あたりの支払金額を少なくすると、その分手数料も高くなるので注意しましょう。

スキップ払いで支払いをした場合

日本で生まれた国際ブランドとして有名なJCBのクレジットカードでは、独自の支払い方法としてスキップ払いというものを利用できます。

通常1回払いで買い物をした場合、翌月の請求日に支払いをしなければいけません。
ですがこのスキップ払いを利用すると、1回払いの支払いを最大6か月先まで延長することができます。

ですが何のリスクもなしに支払いを先延ばしにできるわけではなく、「利用金額×手数料率(月利)×繰延月数」の手数料を支払わなければいけません。

キャッシングを利用した場合

クレジットカードの中には、クレジットカードで支払いをするショッピング枠だけでなく、現金を借りることができるキャッシング枠が設定されているカードもあります。
このキャッシングをする際にも手数料がかかります。

キャッシングを利用する場合はカードごとに金利が定められており、その金利に応じた手数料を支払う必要があります。

現金をカード会社に借りることから、通常のクレジットカードでの支払いに比べて手数料が高く設定されているので覚えておきましょう。

クレジットカードの返済日に支払いができなかった場合

クレジットカードはカード会社ごとに毎月決められた日に利用代金の引き落としが行われます。
ですが中には、その期日までに現金を用意できなかったり、口座の残高の確認を忘れていたなどの理由から支払いを遅延してしまう人もいます。

そのような場合には遅延損害金という手数料を支払わなければいけません。
これはペナルティのようなもので、支払いをきちんとしていれば請求されることはありません。

この遅延損害金は請求日の翌日から支払いが完了するまで日割り計算で増えていきます。

海外でクレジットカードを利用した場合

クレジットカードは日本国内だけでなく海外でも使用できます。
ですが日本と海外では支払いに使う通貨が異なります。

そのため海外でクレジットカードで支払いをする際にはカード会社が現地通貨を円換算する事務手数料としてマークアップフィーという手数料が請求されます。

マークアップフィーは「海外での利用金額×為替レート×所定の事務処理手数料率」という計算式で計算されます。
なお為替レートは国際ブランドごとに異なります。

クレジットカードで税金を納付した場合

実は近年は税金の納付もクレジットカードで行えるようになりました。

クレジットカードでの税金の納付は一括払いや分割払いが利用できるため、一括払いなら買い物と同じように手数料はかからないと思っている人もいますが、実は税金の納付では支払回数に関係なく手数料がかかります。

なお税金の納付時にかかる手数料は自治体によって異なり、1万円以下の少額であれば手数料がかからない自治体から、金額に関係なく常に手数料がかかる自治体まであります。

年会費がかかるクレジットカードを作ると年会費を支払う必要があるので注意

これは厳密には手数料とは違うのですが、クレジットカードによっては毎年カード会社に対して年会費を支払わなければいけないことがあります。

この年会費はクレジットカードを1年間使うために支払わなければいけないお金です。

なおすべてのクレジットカードで年会費を支払わなければいけないわけではありません。
中には年会費がそもそも無料のカードや、特定の条件を満たせば無料になるカードもあります。
そのためカードを作る際には年会費も確認しておくといいでしょう。


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クレジットカードの手数料はどれくらいの金額になるの?

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ここまでに紹介してきたようにクレジットカードを使っていると手数料を支払わなければいけない場面は多々あります。

ではそのときにはどの程度の手数料を支払わなければいけないのでしょうか。

クレジットカードの利用時にかかる手数料は、カード会社や国際ブランドが定める手数料率・金利と利用金額によって変動します。
それぞれの手数料ごとの平均的な手数料率は次の通りです。

3回以上の分割払い 12.0%~15.0%
リボ払い 12.0~15.0%
スキップ払い 7.92~18.00%
キャッシング 15.0%~18.0%
遅延損害金 14.6%~20.0%
マークアップフィー 2.0%程度
税金の納付 自治体によって異なる

そのためどのカードを使うのかによって支払う手数料は大きく変わることがあるので覚えておきましょう。


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店舗側もカード会社に手数料を支払う必要がある!

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ここまではクレジットカードの利用者が支払う手数料について解説してきました。

ですが実はカード会社に対して手数料を支払うのは利用者だけではありません。
クレジットカードでの支払いができる加盟店もカード会社に手数料を支払っています。

なお加盟店側がカード会社に支払う手数料は加盟店側も業種によって異なり、次の手数料率が目安となります。

飲食店 5%程度
小売店 4%程度
デパート 2%程度
コンビニなど 1%程度

決済手数料は利用者に請求されることはない

クレジットカード決済に対応している加盟店はカード会社に手数料を支払わなければいけません。
そのため中には、「店側が支払う手数料分値上げされているのではないか」が不安という人もいるかもしれません。

ですが実は加盟店側はクレジットカード決済にかかる手数料をカードで支払いをした人に請求することが禁止されています。
そのためクレジットカードで決済をしたからといって手数料分請求額が増えるということは絶対にないので安心してください。

もし店側から手数料を請求されたら、支払いを拒否するか明細などを保管しておき、カード会社に連絡および通報をするようにしてください。


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クレジットカードの手数料を支払わない/安く抑えるための3つのテクニック

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ここまでに紹介してきたようにクレジットカードではある程度の金額の手数料を支払わなければいけないことがあります。
その分支払い金額は増えてしまうので、できるだけ手数料を安く済ませたい・支払わずに済ませたいと思うのは自然なことです。

そこでここからは、クレジットカードの手数料を安く抑える方法や手数料を支払わずにカードを利用する方法を紹介します。

支払回数は1回もしくは2回までに収める

先ほども紹介したように、クレジットカードは一括払いで支払いをすれば手数料は一切かかりません。
また分割払いを利用した場合は3回払い以上で手数料がかかるため、2回払いであれば手数料は請求されません。

そのため手数料をかけずにクレジットカードを利用したい場合は、支払いは一括払いか2回払いにするのがおすすめです。

特にお金に困っていないのであれば、一括払いで支払いをすると利用金額の管理などもしやすくなりますよ。

ボーナス一括払いで支払いをする

クレジットカードで手数料をかけずに商品を購入したいけれども、翌月に一括、もしくは2回払いで支払うのが厳しいという人もいることでしょう。
そんな人はボーナス一括払いを利用するのがおすすめです。

ボーナス一括払いは支払いをボーナスがでる月にすることができ、その月に一括で支払うという方法です。
実はこのボーナス一括払いでは手数料がかかりません。

ボーナスは毎月の給与に比べてまとまったお金が入るという人が多いので、高額な支払いはボーナス一括払いで手数料を節約することができます。

手数料が安いクレジットカードを選ぶ

クレジットカードを使っていると、どうしても分割払いを利用しなければいけなかったり、キャッシング機能を使う、海外で支払いをするということが避けられないことがあります。

そのような事態に備えて、クレジットカードを選ぶときには手数料率が低いクレジットカードを選ぶのもおすすめです。

クレジットカードの手数料率はカード会社やクレジットカードの種類によって異なります。
そのため同じような機能のカードでも複数のカードを比較すると、手数料率が違う可能性もあります。

クレジットカードを選ぶ際には年会費や特典、機能などで選ぶという人も多いですが、手数料率もチェックすることをおすすめします。

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まとめ:手数料についてしっかり理解してクレジットカードを賢く使おう!

手数料についてしっかり理解してクレジットカードを賢く使おう!
今回はクレジットカード利用時にかかる手数料について解説してきました。

クレジットカードで支払いをする場合、一括払いや2回払いの場合は特に問題なく利用できますが、それ以外の支払い方法だと手数料率に応じた手数料がかかります。
そのため手数料分利用者の負担が増えるので注意が必要です。

ちょっとしたコツを意識してクレジットカードを使うことでこの手数料を支払わずに、もしくは金額を抑えて買い物をすることができます。

クレジットカードを使う際には手数料についてもしっかりと理解し、賢くクレジットカードを使うようにしましょう。