支払い.comは「支払いの先延ばし」に対応した、新しいタイプの資金調達サービスです。
ファクタリング業者による「入金の前倒し」とは真逆の内容となっていますが、実際にはその利用方法はファクタリングに非常に近いものとなっています。
上手く使いこなすことができればファクタリング以上のマネーフロー改善手段となるので、まずは本記事を通じて支払い.comとそのサービスについて詳しく学んでみましょう。
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振込時間 最短2時間
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この記事でわかること
支払い.comの基本情報
業者名 | 支払い.com |
---|---|
公式URL | https://shi-harai.com/ |
最短振込時間 | 不明 |
営業時間 | 不明 |
手数料 | 4%~ |
入金スピード | 最短60秒 |
利用対象者 | 法人、個人事業主、フリーランス |
対応取引 | 2社間 |
取引可能額 | 1万円~カード上限 |
運営 | 株式会社UPSIDER・株式会社クレディセゾン |
所在地 | 東京都港区六本木7-15-7・東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 52F |
支払い.comは新興の会社であるUPSIDERとプライム上場会社でもあるクレディセゾンがタッグを組んで始めた、ファクタリングに変わるまったく新しいサービス業者です。
基本的な使い方自体はファクタリング業者と非常に良く似ていますが、ファクタリングが売掛債権の請求者側が「売上金の前払い」として利用するのに対して、支払い.comはその名の通り支払い者側が「売上金支払いの先延ばし」をするために利用します。
効果としてはファクタリングと同等ですが、仕組みや手数料システムなどが若干異なるため両者を使い分ける方法を知ることが大切になるでしょう。
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支払い.comのファクタリング業者とは異なる特徴とは
支払い.comを利用する際にはファクタリング業者との共通点と相違点をしっかり認識しておくことが重要になります。
資金繰りを改善するという目的が同じでも、支払い.comとファクタリング業者では使い勝手にいくつかの差があるため注意しましょう。
特に気をつけておきたいポイントは以下の3点です。
- クレカの支払いを60日延長できる
- 審査不要で使える
- 手数料が一律4%と低い
クレジットカード支払いを60日間延長することができる
支払い.com最大の特徴は「クレジットカード支払い期限の延長」です。
ファクタリング業者が売掛債権を買い取って利用者側に現金を渡すのに対して、支払い.comは利用者の「クレジットカード支払い」を最大60日間肩代わりすることで現金の支出を先延ばしにすることが可能となります。
つまり手元にお金が増えるのか、減るのを防ぐのかの違いがあるということです。
この特徴から支払い.comの利用に適しているのは業務を請け負った側よりも、業務を発注した側であることもわかります。
書類審査・面談・担保などが一切不要で利用できる
支払い.comとファクタリング業者の大きな違いとなっているのが「完全審査不要」というシステムです。
ファクタリング業者を利用するにあたっては銀行融資ほどではないとはいえ、一定の審査基準を満たしている必要があります。
審査を受けるだけでも多数の書類を揃え、場合によっては面談をこなすことになるため時間的なコストも無視できないものとなります。
その点、支払い.comは申し込みをするだけでスムーズに利用することが可能です。
また法人だけでなく個人事業主・フリーランスでも申し込みをすることができます。
手数料が一律4%でファクタリング業者よりも低い
支払い.comの利用手数料は一律で4%に設定されています。
ファクタリング業者の手数料は利用金額に応じて変動するのが普通で、手数料を4%にまで下げるには数千万円の取引が必要になるケースがほとんどです。
しかし支払い.comでは数万円の取引でも一律4%の手数料で済むことから、特に小規模での利用を考えている人にとってファクタリングよりもメリットの大きいサービスとなっています。
事業規模の大きくない中小企業や個人事業主には魅力的なポイントといえるでしょう。
支払い.comを資金繰りに使う上での注意点について
支払い.comにはさまざまな利点がありますが、通常のファクタリング業者と同じ感覚で使うことができない点はしっかり覚えておく必要があります。
また支払い.com独特の注意点やデメリットもいくつか存在しているため、申し込みをする際にはマイナス面についてもきちんと学んでおくようにしましょう。
特に意識しておきたいのは以下の2点です。
- 利用可能なクレカが限られる
- クレカの上限枠までしか対応できない
利用可能なクレジットカードの種類が限られる
支払い.comはクレジットカードの支払い期限を肩代わり延長してもらえるサービスですが、すべてのクレジットカードに対応しているわけではありません。
利用可能なクレジットカードは「セゾンカード・VISA・Mastercard」の3つのブランドのものだけとなります。
日本国内で多く使われているJCBカードや、世界的に有名なアメリカン・エクスプレスカードなどは利用できないので気をつけましょう。
ただし対応する3つのブランドであれば、クレジットカードだけでなくデビットカードやプリペイドカードで支払い.comのサービスを受けることもできます。
クレジットカードの限度額がそのまま利用上限額になる
支払い.comの仕組みは「カードの引き落し日に支払い.comが必要金額を口座入金し、60日後の引き落とし日に改めて利用者がそのときの利用金額+手数料を支払う」というものです。
そして最初のカード引き落としで肩代わりしてもらえる金額は、あくまでそのクレジットカードの利用上限額までとなっています。
たとえば取引先に対してカード上限を超える支払いの必要があった場合にも、支払い.comでカバーできるのはカード上限までの金額となります。
支払い.comで資金繰りを改善するのがおすすめな人とは
- ビジネスカードで小規模な発注をしている人
- ファクタリングの手数料を抑えたい人
- 審査に通過するのが難しい人
支払い.comはクレジットカード支払いに限定されたサービスなので、大前提としてクレジットカードでビジネスをしている人が対象となっています。
特にビジネスカードを使って小規模な発注を繰り返し、毎月の支出額が大きくなってしまっている人にとっては支払い.comの60日支払い延長はファクタリングよりも恩恵が強くなる可能性が高いでしょう。
また手数料を比較してファクタリングで売掛債権を現金化するよりも支払い.comで支出を抑える方が手元に残る現金が多い人も積極的に支払い.comを利用した方がいいでしょう。
さらに、そもそもファクタリングの審査に通過することが難しい人も支払い.comなら利用を検討する余地があります。
支払い.comを使って資金調達やマネーフロー改善をするまでの流れ
最初の登録画面でするのは「法人・個人事業主」の選択と、簡単な個人情報の入力のみとなっています。
フリーランスの場合も「個人事業主」を選択することで問題なく支払い.comにユーザー登録することができます。
このとき入力するのは「利用金額・クレジットカード情報・引き落とし口座情報」などです。
登録時と同じく書類審査や与信調査などは一切発生しません。
申し込みを済ませると最短60秒で承認され、預り金として利用金額+手数料がクレジットカード決済されます。
その振り込まれた金額がそのままクレジットカードの支払いに消化され、口座に元々入っていた現金は目減りすることなくそのまま残ります。
またその際の振り込み名義は自由に変更することができます。
自分の名前や他のわかりやすい名前に変更しておくことで、取引先や周囲に怪しまれることなく支払い.comの恩恵を受けることができるでしょう。
この際に請求を行うのはあくまでクレジットカード会社で、支払い.comに直接返済をするわけではありません。
つまり引き落としが60日後となるように支払い.comが請求をやり直しているだけなので、ファクタリングが借金扱いにならないのと同様に支払い.comの支払い延長も借金には相当しないことになります。
支払い.comを利用した方の口コミ
自分の会社はこれで何度かピンチを凌ぐことができました。
仕入れのタイミングが季節要因で偏っている販売業には特にオススメ。
実際セゾンカードとの相性が良く、支払い時のポイント還元や分割対応まで考慮すると60日の支払い延長という以上の効果を得ることもできますね。
支払い.comが提供する支払い延長サービスはまだ知名度が低く、ファクタリングを頻繁に利用する経営者や個人事業主の間でも利用状況は広がり切っていない印象を受けます。
しかし実際に利用した人の口コミ評価は高く、特に手数料が大半のファクタリング業者よりも大幅に低い点に言及する口コミが多く見られます。
またクレディセゾンが手掛けている新サービスであるという事実も、利用者にとっては安心できる要素となっているようです。
支払い.comのよくある質問
- ファクタリングとの一番の違いは何ですか?
- ファクタリングが「入金のタイミングを前倒しする」システムなのに対して、支払い.comは「支払いのタイミングを先延ばしにする」システムとなっています。 どちらも手元に現金が残るのは同じですので、感覚的には同様に資金調達手段として活用できます。
- 利用金額に上限や下限はありますか?
- 支払い.comの利用上限は指定クレジットカードの利用限度額に準拠します。 下限は1万円からとなっているため、比較的小規模の取引においても気軽に利用することが可能となっています。
- 海外の口座でも利用できますか?
- 現在、支払い.comが対応する口座は日本国内のものに限定されています。 クレジットカードの引き落とし指定口座が海外のものになっている場合は、支払い.comのサービスを利用することはできません。
まとめ:支払い.comはファクタリング業者に代わる資金調達テクニック
支払い.comはファクタリングとは似て非なる「クレジットカード支払いの先延ばし」を実現する新進気鋭のサービスです。
仕組みこそ異なりますが資金調達の効果としてはファクタリングとほとんど同じ要領で使うことが可能です。
それでいて少額利用でも手数料が4%に抑えられているなど、通常のファクタリングと比較して有利な点を多数持っています。
主に業務の発注者側に利益のある方法であることや利用可能なクレジットカードに制限があるといった問題もありますが、条件を満たす人にとっては非常に便利な資金調達テクニックとなることでしょう。